なないろダイアリー

2016年3月28日本格手作り和菓子づくり**“なないろ風『桜梅桃李』”

こんにちわ

ほどなくして 桜花爛漫の季節がやってきます

そこで、本日のなないろクッキングスタジオは皆様大好きな和菓子づくりです。

日本の美しい季の移ろいを愛でる、彩り鮮やかな季節の和菓子。
旬ならではの味わいを、四季を映した和菓子づくりでお楽しみ頂きます。

今回のお作りする和菓子のテーマは“なないろ風『桜梅桃李』”です。

『桜梅桃李(おうばいとうり)』とは・・・・・・

春には桜、梅、桃、李(すもも)とそれぞれの花が、その特性を発揮して

見事に咲き薫ります

桜は 桜らしく・・・
梅は 梅らしく・・・
桃は 桃らしく・・・
李は 李らしく・・・

桜(さくら)梅(うめ)桃(もも)李(すもも)これら4つとも植物学的には

これらすべて「バラ科」になります。

同じ科なので花も似ていますが、果実は全て違います。

梅が桜になりたくてもなれませんし、李も桃にはなれません。

梅は梅らしく「果」を実らせ、李は李らしく「果」を実らせなければなりません。

桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李と、それぞれの特製と個性を

生かしきっていくことが大切だという教えの言葉です。

同じように私たちも各々が ありのままの姿で人生を咲かせ、実を

結ぶことが出来るということを、仏法では「桜梅桃李」にたとえて

説いています。

自分にしかない良さがあるのだから、それを生かして咲かせ発揮したら

きっとステキな生き方ができるはずです。

「自分は 自分らしくでいいんだ」と、自信や勇気、希望が

わいてくるステキな言葉ですね

本日、お作り頂く和菓子は、それぞれ桜・梅・桃・李(すもも)を

使用した以下の4種の和菓子づくりとなります。

・香り高い桜の葉に包まれた桜香る「道明寺」

・爽やか青梅を使った「梅羹(うめかん)」

・ほんわか甘いピンクの「桃の練りきり」

・酸味と甘みのハーモニー和三盆を使った「すももの和ケーキ」

この4種を手作りして頂き、なないろオリジナル特製和風の

ギフトBOXでオリジナルの“のしをつけてお持ち帰り頂きます。

どなたかに差し上げてもステキな贈り物になりますね。

 

皆様、今日は全員が同じ作業を一緒にされているせいか

作りながら楽しい会話も弾みます。

「本格的な和菓子を手作りしたなんて驚かれるわ~

「日本茶や濃いお抹茶が合うわね

「4種のセットを追加して作って、差し上げたいわ

「これをもらったらきっと嬉しいわよ」

と、どなたかとお食べになるために、更につくる数を追加して

お持ちかえりになることをご希望されて方もいるようです。

まずは、「李(すもも)の和ケーキ」から作り始めます。

“和三盆”の入った優しい甘さの生地を混ぜていきます。

最初のうちは生地が硬めなので混ぜるのにお二人掛かりで担当します。

ケーキの中には、李と若桃などが入ります。

次は、青梅を使った「梅羹(うめかん)」づくりです。

甘い青梅の甘露煮を粉寒天で固めて梅羹を作ります。

「キレイな緑ね~まるでマリモみたい」

「これ色は自然の色なの??へーぇ、すごくキレイね」

「こんなきれいな和菓子作れるなんて嬉しいわ」

寒天には贅沢にも金箔を流し込み、きらきらと金箔が寒天の中で輝いています

ひんやりした甘くきらめく寒天と、青梅の甘酸っぱさが、爽やかなお菓子です。

 

そして桜餅は「桜の道明寺」をづくります。

道明寺は道明寺粉を用い、ほどよく塩漬けにした桜の葉で、

ひとつひとつ丁寧につつんだ桜餅です。

なないろの道明寺は“紅糀”を使い自然なピンクの色をつけています。

「キレイなピンク色ね。可愛いわ

「やさいい色で春らしいわ~」

餅に粒感があり弾力と粘りがあるほんのり桜色の道明寺になめらかな

こしあんが入ります。

こしあんをつつんだら、最後に桜の葉を外側に巻いていく時の

桜の葉の香りがなんともいえないほのかに春を感じる香りです。

そしていよいよ、本日のメインイベント「桃の練りきり」づくりに移ります。

練りきりはあんを作るとき、よく煉ることが名称の由来です。

色彩も豊かで四季の感じを盛り込んだものが多く、古くから祝儀や

茶の湯の菓子として用いられたそうです。

皆様、シェフからの指導とお手本を見ながら桃の形を作っていきます。

「なんか可愛く丸く出来ないわ~

「大丈夫よ!私よりも上手だわよ」

「白と桃色の混ざり具合が難しいわ。皆さんお上手ね」

「可愛くて食べられないわ大事にしていたら硬くなっちゃったりして

と、甘い和菓子作りは会話がはずみとても楽しそうです

とはいえ、なかなかの細かい作業に皆様お疲れのようで、

「神経使って疲れたから、冷たくて甘いものが飲みたいわ~」

「なんだか前頭葉?が熱いわ頭使ってないのに~(笑)」

と、皆様、神経をかなり集中されての作業だったようで、

身体だけでなく頭もいい疲労感を感じられているようです

 

青梅の梅羹が固まり、皆様上手に取り出されていました。

「あら、上手に出来ているわ金箔もキレイね」

最後にオリジナルのBOXに和菓子を詰めて、ギフト用ののラッピングは

紫かピンクの不織布からお好きな方を選んで頂きます。

すると皆様から歓声があがりました。

「あらーステキね~」

「売っているのより上等じゃない?」

「こんな箱に入って立派でもったいないわ」

皆様、箱にご自分がお作りになった和菓子を大切そうに箱に詰めていきます。

じっくりと出来上がったお菓子をまじまじと見つめ笑顔になられています

箱の中の和菓子達は、

桜の気品のある香り梅の爽やかさ桃の柔らかな甘味李の甘酸っぱさ

懐かしい、4つの春の味を演出しています。

 

日本には四季折々を感じ楽しむ和菓子が有ります。

旬の素材を使うことはもちろんですが、菓子そのものの中に

季節感があるという点では和菓子に並ぶ食べ物はありません。

そろそろ桜の便りが届くかなという頃になると、桜餅や桜の花をかたどった

生菓子が並び、和菓子店に華やかな春の気配が漂います

夏になれば新緑や水の流れ、秋には紅葉の野山、冬には

雪の静けさや木漏れ日の暖かさを表現した和菓子が登場します。

日本ほど見事な四季に抱かれ、またそれを感じ取る文化を持つ

国はないのではないでしょうか。

和菓子店をのぞいてみると、季節を表現した和菓子が短い期間で

移り変わり、その多彩さ、感受性の豊かさに驚かれるはずです。

和菓子は何時の世にあっても季節を大切にしています。

なないろクッキングスタジオも、季節の味や食を通じての季節の

楽しみ方を今後もいろいろと提案していきたいと思っています。

本日の和菓子作りを終えたお客様が感想をお話されています。

「和菓子なんて一口で食べてしまうけど、こんなに手が掛かっているのよね

「だから高価なのよ。手間かかってるから納得よね」

「一口なんて、このお菓子は家では1個10口くらいでなくちゃ食べさせないわ!(笑)」

皆様、なないろ風「桜梅桃李」づくり、皆様、いかがでしたでしょうか。

かぐわしい春の便りを、手作りの和菓子を通じて楽しみ、

存分に味わって頂きたいと思います